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競輪に親しむ近道

私は自分の住んでいる地域の広報紙を見ていた時に、偶然「競輪ビギナーズ講習会受講者募集」の記事を見つけました。
そのときに彼と一緒に行ってみたいと思い参加申し込みをしました。
この講習会は全2回もあって、最初は競輪に親しみ、基礎知識の講習を受けるもので、実際に練習をしている競輪選手の様子を見学したり、競輪選手とのゲーム形式での競輪クイズなどで初心者でもわかりやすく、気軽に競輪に親しめるようなものでした。

生の競輪選手の練習風景は迫力があり、鍛え上げられた肉体はさすがプロの競輪選手でした。
特に太ももは女性のウエストほどもある太さで、筋肉が張っていて立派でした。
競輪選手はレース前になると、選手専用宿舎に招集され、外部との接触を全て遮断される生活になるということもここで教わりました。
携帯電話ももちろん使えないので、レースが終わるまでは預けてしまい、手にすることは出来ません。
もちろん、公衆電話を使うことも禁止だそうです。
これは、外部に競輪選手の情報を漏らすことを禁じられているからなんだそうです。
競輪選手はレースで全力を尽くすことはもちろんなのですが、競輪というお金がかかっている賭け事に関わっている選手ゆえ、レース前の情報を選手が洩らすことを防ぐための規則なんだそうです。
そして競輪の醍醐味、車券の買い方などをレクチャーして頂きながら、特別な観覧席で実際のレースの予想をしながら車券を購入してみました。

そのレースには偶然にも彼の同級生が出走しているというとても偶然ながらスペシャルなレースに出会いました。
出来過ぎた話かもしれませんが、実際にそのレースで彼の同級生は一着でゴール。
そのときのビギナーズ講習会の人達みんなが拍手喝采という、彼の同級生が知ったら嬉しいだろうなぁというような光景が見られました。
こんなドラマチックなことが競輪ではあるんだと思うと、ギャンブルへのハードルは意外にも高くないんだなぁと思いました。
そして、レース終了後には実際にバンクへ降り立って、審判員用の普通の自転車に乗らせてもらうコーナーにも参加しました。
この時、多くのビギナーズ講習会の受講者の中でも一人の男性だけがバンクの最上部まで駆け上がって下ってきましたが、私はちょっとの傾斜でも怖くて、まるで壁のような傾斜に立ち向かうことは出来ませんでした。
プロの競輪選手はこのバンクをものすごいスピードで駆け上がり、日々落車の恐怖に打ち勝ってレースに臨んでいるんだということを実感しました。

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